【研修報告】令和8年度 児童福祉施設職員合同研修会に参加しました
2026年10月8日(木)・9日(金)の2日間にわたり、宮崎県福祉総合センターにて「令和8年度 児童福祉施設職員合同研修会」が開催されました。
今回の研修には、iBASHO宮崎の職員も参加させていただきました。
「『何があったのか?』から始める支援:トラウマインフォームドケア 〜心に寄り添い、音楽でつながる支援のヒント〜」をテーマに、講義・演習・実技を通して非常に濃密な学びを得ることができました。
1日目:トラウマケアと安心感の醸成
初日は、立正大学助教の宮平千穂氏をお招きし、「安心感を求めている子どもと向き合う職員のためのトラウマケア」について学びました。
トラウマインフォームドケア(TIC)の実践
支援者自身もトラウマの影響(並行プロセス)を受ける可能性があることを知り、子どもにとっても職員にとっても安全で安心な環境・組織づくり(「安心感の輪」)を深める視点を得ました。
問題行動の捉え直し(サバイバル・レスポンス)
子どもたちの暴言や反抗などの行動を単なる問題行動として片付けるのではなく、過去のトラウマに対する「生きるための反応」として理解することの大切さを学びました。
2日目:セルフケアとリトミックを活用した実技指導
2日目は、職員自身の心の健康と子どもとの豊かな関わりをテーマに、2つの講義・演習が行われました。
【セルフケア研修】(講師:宮崎産業保健総合支援センター 小寺真紀氏)
自分の考え方のクセを知り、ネガティブな捉え方を肯定的な視点に転換する練習や、ストレスとうまく付き合うコーピング(解消法)について学びました。支援を続けるためには、支援者自身が心身ともに元気であることが何より大切であると改めて実感しました。
【音楽遊び・リトミック実技】(講師:第一幼児教育短期大学准教授 中村佳代子氏)
音楽に合わせて体を動かすリトミックの体験を通し、子どもの心と体を育むアプローチを学びました。
実際に体を動かす中で、「間違い」も含めてその子なりの表現を受け止めること、小さな成功体験を積み重ねて自己肯定感を育むことの意義を体験的に学ぶことができました。
おわりに
今回の研修は、子どもたちの心に寄り添う支援の根幹を再確認するとともに、支援者自身のセルフケアやチームでの支え合いの重要性を深く実感する機会となりました。
主催・企画してくださった宮崎県児童福祉施設協議会、研修委員会の皆様、そして素晴らしいご講義・ご指導をいただいた講師の皆様、誠にありがとうございました。
学び得た知識や気づきを今後の日々の支援現場へ還元し、子どもたちがより安心して自分らしく過ごせる環境づくりに活かしてまいります。


